自律神経 豆知識
自律神経失調症からくる喉の違和感
自律神経失調症になると、喉に違和感を覚えることがあります。何か詰まっているような感じがして、水を飲んだりしてつかえを取ろうとするのですが、どんなに水を飲んだとしても違和感は残ったままです。
耳鼻科で診察をしてもらっても異常が見当たらず、痛みがなく物を食べられるようであれば、それはストレスによって喉の筋肉が硬くなっている可能性があります。
この症状は「梅核気」あるいは「ヒステリー球」と呼ばれていて、まるで梅の種や飴玉が詰まっているような感じ、あるいは胸のあたりを圧迫されているような感じになります。
自律神経失調症になって交感神経の働きが強くなると、全身の筋肉が緊張して固まってしまうため、肩こりがひどくなったり、疲労感が増したりするのですが、これは食べ物を飲み込む時に動く筋肉も例外ではありません。
また、自律神経失調症は唾液の分泌量にも関係があると言われていて、緊張状態が続くと唾液が少なくなるので喉がカラカラになり、違和感がますます強くなってしまうのです。
唾液は食べ物をよく噛むと分泌量が増えますが、唾液が増えたとしてもヒステリー球を取り除くための直接的な解決法にはなりません。
ストレス球をなくすには、まずは筋肉の緊張を解きほぐすことが大切です。そのためには原因となっているストレスを取り除くことが一番良です。
スポーツで体を動かしたり、気分転換に散歩をすることもストレス解消になり、舌を出してみたり顔を動かして表情筋を伸ばしたりすることもストレッチになるので、自律神経失調症対策に役立ててみましょう。
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