自律神経 豆知識
自律神経失調症でむくみの症状も
自律神経失調症は、自律神経を構成する交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって発症します。
自律神経とは、呼吸や食物の消化、血液の循環、体温調節など、人間の生命活動を維持するために働く神経のことで、人が自らコントロールできるものではありません。
普段は、活動的なときに活発になる交感神経と、リラックス状態で活発になる副交感神経とがうまくバランスすることによって、体内のさまざまな臓器がうまく連携し、体調が整えられています。
しかし、強いストレスを受けたりしたときに、この交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。
両者のバランスが崩れると体内の臓器の連携が悪くなり、体のあちこちで不調が発生するのです。
自律神経失調症による不調は人それぞれです。代表的なものとしては、頭痛やめまい、食欲不振、不眠などがありますが、その他にも、体のむくみやほてりなどもあります。
このような症状は他の原因で起こり得るため、気づきにくいのですが、あまりにも同じ症状が続くようなら専門医を受診して相談するのがよいでしょう。
たかがむくみやほてりの症状で、などと軽視しないことが大事です。
特に、日々の仕事などで強いストレスを感じており、自律神経失調症の可能性があるかも、という場合は、速やかに心療内科か精神科を受診しましょう。
治療が手遅れになって症状がかなり悪化してしまうと、うつ病を併発することもあります。
症状を悪化させる前にカウンセリングを受け、その原因を把握し、治療を開始することが重要です。
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